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座頭市の将棋は存在した

 とある 博打場 
 場を囲んだ男達
 目が見えない男が一人勝ち
 胴元は目が見えない男が一人勝ちするのでいかさまをした 壷を振った

 途端に 
 長ドスが壷を真っ二つ
 目に見えない早業

 おなじみ座頭市の博打の場である

 居合い抜き
 これはあの早業があるかもしれないと思っていた

 2・三歩
 5・四金
 ・・・・
 ・・・・
 座頭市が目の見える男と賭け将棋をする
 一手や二手は目が見えなくても出来るかもしれないが局全部を目が見えないのに出来るものではなかろうと思っていた
 映画の中の世界だと思っていた

 佐藤脳内将棋NHK杯者に対するのは○○9段です
 では××9段にお二人の脳内将棋の解説をお願いいたしましょう

 何気なく廻した将棋の時間

 脳内将棋とはなんだろうと見ていた

 どうも二人が座頭の世界で将棋を指そうとしているのである
 つまり、将棋一局を頭の中で盤面を描き将棋するのである

 えっ
 座頭の世界で将棋が出来るの

 一手10秒でお願いいたします
 一手一手は介添え人が駒を動かし画面に駒の動きが映し出される
 普通の将棋と変わらない

 3・四歩
 5・五歩
 ・・・
 ・・・

 30手目です 読み手が手数を言う
 ・・・

 目が見えているような将棋である

 ふーん 凄い脳力
 81桝目の中に将棋の駒が一個一個動きながら頭の中に描ききれる

 90手目です 読み手が言う
 ・・・

 参りました

 どこでその将棋が詰むのか分からない
 分からないがその雰囲気が面白い

 目が見えなくても頭の中で駒を動かし
 その動いた駒が残像となって頭の中にしっかりと納まる

 脳内はどうなっているのか
 将棋の棋士
 碁を打つ棋士

 どちらも対戦した将棋・碁は全て覚えているという
 名勝負の局面は覚えているという
 脳の治まり方が違うのだろう

 座頭市の将棋は本当にあることだと分かった
 新年
 いい物を見た
 謎が解けた

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