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小麦粉の鉄板焼き

 千利休がお茶の席に出した御菓子

 それを再現してテレビで放送していた

 茶席を行った記録が残っている
 そのときに出したお菓子の記録も残っている
 それを見ると
 昆布を焼いて出した
 しいたけを焼いて出した
 ふのやきというのが70回の記録の中で40回ほど出てくる

 ふのやきとは
 それを再現していた
 鉄板を焼く
 小麦粉を練って熱く焼けた鉄板の上に落とす
 筋になって落ちた小麦粉は円く広がる
 うらおもて焼く
 焦げ目がつけば味噌を乗せる
 焼けた小麦粉をかしわ餅状に折りたたんで出来上がり

 美味しそうだ

 それを見ていて感じた
 huukoが子供の頃はまだ砂糖が配給だった
 塩も米も殆どのものが配給かそうでなければ品物がない状態だった

 お菓子といえば飴が有ったが買うのはお金がないから一苦労であった

 そんななか
 なぜか小麦粉は有った

 小麦粉を練る
 砂糖は覚えていないが入れなかったような気がする
 フライパンにたらして焼く 
 美味しく焼きあがる
 一人で留守番しているとき焼いて食べた

 その味が利休の茶席のお菓子であったのだ

 いまは何でもある
 お菓子など有り余っている
 冷凍餃子など特売して食べたくなくても食べろー
 食べろーと言っている

 千利休の茶席の御菓子
 それと同じものを60年前に自分で焼いて食べていたのである
 豊臣秀吉のころからずっと続いていた味を自分も作っていたのである

 なぜか郷愁のようなものが口の中に広がってきた

 小麦粉の鉄板焼き
 作って一人その味を楽しんでみよう

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