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鬼の霍乱

 1歳9ヶ月
 動物の赤ちゃんをみているようだがもう人間である
 寝返りを打つ
 手足の縮みを手をうーんとそして足をうーんと伸ばし
 胴をのけぞらせうーんと突っ張る

 猫の赤ちゃんが
 犬の赤ちゃんが
 テレビで見る動物の赤ちゃんが眠りこけながらうーんと背筋を伸ばすのと同じである
 人間も動物もなんら変わるところが無い

 朝出がけに彼女は平熱で元気もあり問題ないと思っていた
 14時頃携帯がかかってきた
 ○○医院は午後から開いているのかと
 多分開いているはずと思っていた
 診察券を見ると木曜午後休診
 H病院はここも午後休診
 近くの○○クリニックここも休診

 田舎といえども家が立ち並んでいるこの市内
 沢山の市民が住んでいるこの市内
 木曜日午後
 小児科・内科は無医状態であることがわかった

 なんで医者が要るの?
 昼寝前のお昼ご飯を全然食べない
 昼寝をしたら熱が9度1分ある
 これ大変と医者を調べていると婆さん

 以前かかっていた耳鼻科は木曜日は開いている
 そこにかかってみようと大人の話になったが
 熱が出ても元気ならかからなくて様子見でいいのでは
 本人さんはいたって元気
 でも体は爺じが抱っこして気持ちいいぐらい熱い
 うーん、元気やしなー
 医者に診てもらうかな
 診てもらわなくてもいいんではーー
 鼻水が二週間続いているしなー
 どうしよう

 10分以上悩んで結論は耳鼻科に診てもらう
 理由
 鼻水から耳の病気になると怖い
 次に熱さましも貰えば

 耳鼻科に入る
 不安そうな顔
 以前は診察台に座れば泣いていた
 不安そうな顔は動物の本能か
 先に入っている子がギャー
 途端に四肢を突っぱねてギャーーーーッ
 イヤじゃイヤじゃと大声で泣き出す
 婆ばが抱いているがその腕から抜け出そうと必死に腕を伸ばす
 もがく
 泣く
 待っている患者さんも可哀想という感じの同情の顔
 どちらに同情しているのだろう

 爺じ助けてくれーっ
 爺じ助けてくれーーっ
 必死に両腕を突き出す
 助けてくれーーっ
 婆ばは暴れる孫を必死に抱いている

 途端に拉致を思い起こした
 何がなにやら分からぬ間に自分は知らぬところに連れて行かれた
 自分がここにいるのは変だ
 自分は元に戻りたい
 拉致されたとは分からぬ
 自分はなぜここに居るの?
 元に戻りたい
 抜け出したい
 拉致
 自分で自分のことが処理できない

 年金から介護保険料を差し引きます
 手も足も出ない
 給料の天引きと同じだが
 気分は拉致に似ている

 税金を年金から天引きします
 手も足も出ない
 給料の天引きと同じだが
 気分は拉致に似ている

 医者から出てきた1才9ヶ月
 頭から水を浴びせたの例え通り頭、体は汗でびっしょり
 頭を拭いてやる
 体を拭いてやる
 
 家に帰る
 1時間後
 服は乾き冷媒となったか
 体は冷たくなった
 泣き叫ぶことで溜まったエネルギーが堰を切り汗となって噴出した
 汗の中に熱の成分が出てしまったか
 熱がどっかに飛んで行ってしまった
 6度8分
 平熱

 急に上がったものは
 急に下がる

 一安心

 耳鼻科は物が言えだして本人が自覚するまでだめだろう

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