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じいじーーー、じいじーーー

 じいじーーー
 じいじーーー
 じいじーーー

 孫娘がオシメヲするのがイヤじゃすっぽんぽんのままがいい
 オシメはイヤじゃと足を突っぱね跳ね上げて母親と格闘している

 いやじゃ
 じいじ助けてくれ
 まだ、じいじ、じいじしか言えない2歳
 それでも金切り声で
 じいじーーー
 じいじーーー
 助けてーーと言う声が耳にこびりつく

 昨夜は自分の家に帰った
 いま老夫婦二人の家
 しずかである
 耳にはじいじーーー、じいじーーーがこびりついている

 1・17
 娘が たすけてーーお母さん
 その声がドアーの向こうから聞こえる
 お母さんはドアーを押せども叩けども開かない
 助けられなかった
 数時間後救出したが娘さんはピアノの下敷きになりかえらなくなっていた

 お母さんはその声から死ぬることだけを頭に描いた
 娘と一緒の暮らしをたい
 娘のところに行きたい
 睡眠薬が常用となった
 多量に飲んだ
 目が覚めた
 なぜ目を覚まさせたのと天に言った
 なぜそのままにしてくれなかったのと天に言った

 老婦人と震災記念の祈りに出かけたときに出会った
 その婦人も自殺を図った
 生き返った
 自分の死のうとした気持ちを持っている人が多いだろう
 そのような人を見かけたら声をかけるようにしている
 老婦人の心が通じた

 お母さんは生きかえった
 睡眠薬がなくても眠られるようになった
 娘の死を見つめられるようになった
 独り立ち出来るようになった
 14年かかった(○○新聞)

 叫び声
 助けられなかった
 その心の重荷は震災に遭った人々に重くのしかかっているだろう
 いまだに心が開けない人も多いだろう

 じいじーーー
 じいじーーー
 じいじーーー
 この声が震災だったら、事故だったら
 心の病になるだろう

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