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わたくし、いま恋をしています

 彼女を知ったのは一年経つか経たないかくらいの最近である

 新聞の連載は1日か2日読んで面白いと興味をそそられるか明日もまた読んでみよう
 そう思わせられなかったらその連載はほとんど読むことが無い

 黒白の部屋
 そこは悩みを持った人が話をする部屋である
 その話はどのように考えても起こり得ない話である

 田舎から庄屋に頼まれて江戸の商家に丁稚が入ってきた
 丁稚が入ってきた途端にその商家の家の水という水が無くなってしまう
 飲み水用の井戸も枯れてしまう
 生け花の水盤の水まで無くなってしまう
 ・・・・・
 ・・・・・

 困った番頭はその黒白の部屋でおちかさんに話をする
 おちかさんは話を預かり難題を解決してゆく
 ・・・・

 恋をしているのは作家・宮部みゆきにである

 いままで女性の作家は女性らしい細やかさの表現で小説になっていた
 その細やかな表現がどうも合わなかった
 そのため女性作家には見向き振り向くには振り向くのだがあっという間に読む気力が萎えてしまうのである

 宮部みゆきの作風は面白い
 事の成り行きは奇妙な成り行きから始まる
 その奇妙な成り行きをどんでん返しで話を締めくくる

 どんでん返しが清張かと思わせる鮮やかさと余韻に包まれるのである
 男の発想である
 面白くそして引き込まれる
 
 恋をした
 それから彼女の文庫本を4冊ほど読んだ
 3冊は時代劇
 1冊は現代物
 それぞれ短編集である

 妖剣は人をひきつける
 ひきつけられた男はその妖剣を持つ
 妖剣は魂を男に吹き込み男は夢遊病者となる
 妖剣は手足をその男に任せ人を切る
 聖剣が現れる
 ・・・・・・

 主人公は新人の推理小説家
 自殺願望なる人物に呼び止められた小説家
 推理小説家なら完全犯罪はお手の物でしょう
 私を自殺と見えないように他殺で死んだと見えるように殺してください
 ・・・・・・
 自殺願望を生きる願望に変えていく
 ・・・・・・
 自殺しないで生きて行く願望は何か?
 本屋を開くことです
 自殺願望の男に本屋を開く道をかなえる
 望みがかなえられていく

 どんでん返しが面白かった
 読んでいて引き込まれるのである

 彼女のプロフィールも知らない
 でもhuukoより若いはずである

 NHK大河ドラマ
 宮部みゆき書いてくれると恋はますます燃え上がるだろう
 老いらくの恋

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